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映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のネタバレ付き感想 / 残機切れの絶望感たるや

投稿時間2014.11.25シェア数2
レンタルが始まっていたので、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を借りてきて観ました。ほんとうは映画館で見たかったんですけど、妻は特に見たくないということだったので、ぼくひとりで観るんだったらいいやと保留にしていた映画でした。

レンタルが始まっていたので、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を借りてきて観ました。

ほんとうは映画館で見たかったんですけど、妻は特に見たくないということだったので、ぼくひとりで観るんだったらいいやと保留にしていた映画でした。

だいたいどういった話なのかはコミック版を読んでいて知っていましたし、映画のレビューもほんの少しだけですが読んではいたので、今回はおさらいのつもりだったのですが……。

思いのほか楽しむことができてびっくりしております。っていうか、コミック版とラスト違うじゃんっていうね!びっくりした!

あと、演出がすごくよくて、「なんでエンドレスエイトはこうできなかったんや」と思わずにはいられない素晴らしい作品となっていました。

噂どおりヘタレなトム・クルーズも愛らしく、思いのほか楽しむことができました!!

ただ、ラストはちょっと好きになれなかったです。人によると思いますけど。

ということで、ちょっとここからネタバレが含まれますのでご注意ください。もうね、タイトルとかに若干含まれているのですけど、まぁ、心の目を閉じていただければと思います。

アクションゲームのような世界

物語は、宇宙からの侵略者「ギタイ」と戦争中、いきなり戦場に放り込まれたケイジ(トム・クルーズ)が、時を巻き戻してリピートする体質になっちゃうところから始まります。

全くの戦闘の素人だったケイジですが、死ぬたびに戦闘前に戻されるもんで、否が応でも戦いの技術が向上していきます。

そのうち伝説の女戦士で、"元"リピート体質のリタと出会い、ギタイを倒すために協力していくというのが序盤の流れ。

ここまでの過程が非常にゲームっぽくて面白かったです。死にながら死なずにすむルートを開拓していく様子は、ロックマンとかスーパーマリオで遊んでいたあの感覚そのまんまでした。

強くてニューゲームを繰り返すことによって、ケイジにも余裕ができて、死んでもへこたれなくなっていってるのが楽しいです。慣れっておそろしいですね……。

残機切れの絶望感

さて、いろいろあってラスボス的なやつを倒せば全ての「ギタイ」を無力化できることが分かり、リピート体質を利用してそのラスボスに迫っていくさなか、なんとそのリピート体質が解除され、ケイジはちょっと強めの兵士にグレードダウンしてしまいます。

そう、ゲームでいうなれば残機切れ。次死んだらゲームオーバーという危機的な状況になってしまうのです!

ゲームだったらここで死んでも「最初から」ですけど、現実はそうはいきません。現実世界での死は、ゲームソフトがハードごと大爆発して生産中止になるようなものです。どうあがいてもやり直しがききません。

この時の絶望感たるやすごいもんでした。どんだけのめり込んで観てるんだって思われるかもしれませんが、ぼくテレビの前で「終わった…」ってつぶやいてましたからね。

そっから怒涛のハッピーエンド

そのあと仲間をつのってラスボスを倒しに向かうのですが、その道中で仲間が死にまくるんです。

今まではリセットすりゃ元にもどっていた彼らがもう二度と帰ってこない。当たり前のことなんですけど、改めて突きつけられるような演出に胸が締め付けられました。

でね、ここまでは良かったんです。めちゃくちゃ楽しかったんですけど……まぁ、なんやかんやあって、ここから怒涛のハッピーエンドですよ!

結局みんな生きてる的な、時間が全部巻き戻った的なね。

もうね、アホかと。

あんなシビアに戦ってきたのにさ!ラスボス倒したらオールオッケー、全員ハッピー!ギタイは全滅!!死者はゼロ!!

そんなことがあっていいのでしょうか……。

否!あってはならない!!

もちろん、あの終わり方が好きな方も居るでしょうけど、ぼくには都合が良すぎるように見えてしまいました。

コミック版がすごく切なくて、良いラストだったので余計そう思ってしまったのかもなぁ……。

気になる方はぜひマンガの方も読んでみてください。面白いですよ。