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映画『ゼロ・グラビティ』を観てきた感想 / 結末まで繰り返す心地良い”苦しみ”が鼓動をはやくする

投稿時間2013.12.15シェア数14
映画『ゼロ・グラビティ』を観てきました。圧倒的でした。すごかったー!音、映像、ともに大迫力!!最高の映画です。映画ですから、映画館で観ないといけません。映画ですから、多くの人と時間を共にしなければいけません。家で観てはいけません!絶対映画館!じゃないと意味ない!!

映画『ゼロ・グラビティ』を観てきました。圧倒的でした。すごかったー!

音、映像、ともに大迫力!!最高の映画です。映画ですから、映画館で観ないといけません。映画ですから、多くの人と時間を共にしなければいけません。家で観てはいけません!絶対映画館!じゃないと意味ない!!

ということであとはネタバレ含みつつ気に入ったシーンとか感想とかです。

その瞬間、劇場が宇宙になった

なったんです。宇宙に。

物語が始まった直後、オープニングから数秒で一切の音が消えます。最初に大音量のノイズが流れて、それがフッと消えるんだったかなー。そんな感じの演出があって、その瞬間にもう宇宙です。劇場は宇宙。物語に引き込まれすぎてよく覚えてないんですけど、冒頭で全部持ってかれます。

あとはもうピンチに陥ってしまうハラハラと、それを脱したあとの安堵が繰り返されて、最後まで僕の心を掴んで放しませんでした。このリピートが苦しくも心地良いのです。

それもこれも劇場を宇宙に変えるあの"一瞬"があるからなんだと思います。主人公のライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)が宇宙ならではの恐怖を感じるたびに、こちらもそれをリアルに感じられる……。そりゃそうだ、同じ宇宙に居るんだから!!

そんな感じで物語から出てこれなくなります。

言葉を装飾に変える映像と音

状況を説明する台詞が少ないのが印象的でした。映像はもちろん特に音、そして役者の表情だけで物語の動きを表現しているので、削ぎ落とされて洗練された無駄のない美しさを感じることができます。

台詞の役割がストーリーを語るものではなく、物語を彩っていました。

たぶん無声でも理解できる作品なのでしょうけど、もしそうしたら微妙なズレみたいなものが生まれると思うのです。本来なめらかなはずの流れに凹みができてしまうというか……。それを言葉で埋めて整えているという感じ。すいません、とっても分かりづらいですね……。

ただそれだけ無駄がなくて、言葉が適切に配置されているなと感じました。

体験型映画、アトラクション、ゲーム

色々言われているようですが、僕はゲーム的な映画だなと思いました。

僕の好きなゲームに「HEAVY RAIN」っていう洋ゲーがあるんですけど、それをプレイしている時の感覚と『ゼロ・グラビティ』を観賞している間の感覚がものすごく似ていました。いや、違うな。ゲームのプレイ動画を見ているような感覚でしょうか。それにとても近いです。

だから擬似体験感が強いんですよねーきっと。うん、たぶんそうだ。

勇気を貰える

映像とか音とか、そういった美しさが印象に残るのはもちろん、主人公のライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)やベテラン宇宙飛行士であるマット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)の勇気も心に残る作品です。

ストーン博士が死を覚悟して全てを諦めるシーンで現れるマットの幻影。常に冷静に状況を判断し、消して諦めず、最善の方法を見つけ出すことができる彼に背中を押されて、彼女は生きるための勇気と覚悟を取り戻します。

そこから地上に降り立つまでの彼女の姿にはグッとくるものがありました。

マットもね……。本当に悲しい人過ぎて辛いんですよ。努めて明るく振る舞うから余計悲しい。彼の決断もまた勇気なんですよねぇ。

原題は「Gravity」

邦題は『ゼロ・グラビティ』なんですが、原題は「Gravity」。ゼロ要らないっす。なんでゼロ付けた!!ラストシーンで感じるあの重み、地球に戻ってきたあの感覚はまさに「Gravity」なのになぁ。

でも2013年最後に観るならこれか「鑑定士と顔のない依頼人」かなってくらい素晴らしいです。今はとにかく「鑑定士と顔のない依頼人」を観たいです。川崎まで行かないと観れません。遠いです。川崎に引っ越したいです。

ということで映画『ゼロ・グラビティ』の感想でした!

ちなみに以下はスピンオフ作品「Aningaaq」です。本編観ていればどこのシーンに関わるか分かるはず。iPhoneからだとおそらく観れませんので、そういうかたはThe Hollywood Reporterからチェックどぞ。