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ビデオ撮ったりブログ書いたりしながら、できるだけ、心だけでも、子どものままでいたいなと思う日々を送ってる。

このブログは、そんなハンサムクロジ(変な名前でごめん)が色々なものを見て、聞いて、触って「こうなのかも」「ああなのかも」と思ったことを綴るものだよ。

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ルールに乗るな「ONE PIECE FILM GOLD」

RATING 星1星マーク星1星マーク星1星マーク星0.5半分の星マーク星0空の星マーク 3.8

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「復讐は何も生まない」とか「バカと言う奴がバカ」とか言うけれど、誰かに受けたひどい仕打ちを根に持って同じやり方をしたとして、それがうまくいくことって少ないように思う。

そういった"仕返し"的なものに限らず、なにかと戦う時に相手のやり方に乗ってはいけない。これも経験則なんだけど、同じ戦い方で勝てることってほとんどないような気がして。

映画「ONE PIECE FILM GOLD」でルフィたちとギルド・テゾーロたちの勝敗を分けたのは、そこなんじゃないかと。

誰かのルールに乗るのか、自分のルールをぶつけるのか。信念がどこにあって、その信念が自分のものになっているのか。

そんなようなことを考えながら「ONE PIECE FILM GOLD」を観てきた。面白かったよ!

どんな話なのか

世界最大のエンターテインメントシティ、グラン・テゾーロ。そこに乗り込んだ麦わらの一味の前に現れたのは、金の力で世界政府すらたやすく動かす"黄金帝"ギルド・テゾーロ。街はテゾーロによる圧倒的な支配が渦巻き、ルフィたちはなすすべもなく非常なルールに飲み込まれていく。

面白かったところ

もうしわけないのだけど積極的にネタバレしそうなので、ここからはそのつもりで読んでほしい。後半は特にいろいろバレてしまいそう。ご注意を!

バトルシーンの迫力

ぼくが3Dバージョンを観たせいかもしれないけど、バトルシーンはすごく迫力があって楽しめた。

特にオープニング。麦わらの一味のメンバーが自己紹介代わりにフィーチャーされててなかなか素敵。特にゾロはかっこよかったなぁ。

シーンの描き方はすごく気に入ったんだけど、技とかのバリエーションは少なかったし、決着は意外とたんぱくで各キャラの見せ場は少ない印象。ラストバトルはちょっとさびしかったかも。ルフィはド派手だったけどね!

あとバトルとはあんまり関係ないというか、まぁ少しあるんだけど、なぜか女性キャラの尻のアップが多かった。しかもちょい斜め下から見上げるようなアングルでそこはかとなく扇情的。あれ、いいのか!?

伏線の回収

ストーリーはけっこう強引。でも感情を揺さぶるような伏線回収と、キャラの能力に関する裏付けというか説明というか、そういうのがすんごくうまいなと思った。

ナミとカリーナのエピソードが特に秀逸で、裏切られた過去があるのにナミがやけにカリーナを信頼している描写が不思議だったんだけど、それもしっかり回収されたり……。ラストのカリーナの姿とかちょっと泣いたもんね。

能力の裏付けで感心したのは、テゾーロの部下で超人的に打たれ強いダイス。途中までマゾ気質だから打たれ強いように見せていたのが、突然ゾロの刀まで顔面で吹き飛ばし始めて……。さすがにマゾ気質では説明できんだろと思ったら、さらっと武装色の覇気をまとったりとかさ。

ツッコもうと思ったら説明されるっていう。そういうとこ、さすがワンピース。

ルールに乗って

ここから敵役のテゾーロについて。劇中で彼の過去がちょいちょい描かれていて、そのおかげで今の彼の心情や、戦う理由が伝わってくるのが良かった。

彼は権力や金によって大切なものを失くした人間。奴隷として笑うことを禁じられ、金によって転がり落ち、全てを失った。

故に金に執着し、自分を不幸にした金を手に入れ利用することで、世界に復讐しようとしていたのだ。

街の人間を奴隷のように縛り、自分にされたように笑うことを禁じる。騙して奪うことを悪とせず、それを"ここのルール"として、自分にされた仕打ちをそのまま麦わらの一味にもぶつけていた。

それは、彼を縛っていた恨むべき対象の"ルール"に乗ってしまう人生だった。テゾーロの信念は彼の中ではなく、過去に彼を虐げた天竜人の中にあった。


一方、麦わらの一味はどうだろうか。彼らはテゾーロの"ルール"に乗らなかった。

ルフィはテゾーロの"ルール"に乗ったまま虐げられる街の人を「戦え」と鼓舞し、金への執着が強いナミさえ、それを捨てた作戦でテゾーロの裏をかいた。シンプルに戦うことを選んだのだ。

そもそも彼らは海賊だ。傍若無人で、誰にも支配されず、欲しいものは奪って手に入れる。その信念はたしかに彼らの中にあった。

最初にも少し触れたけど、そこの違いが勝敗を分けているように見えた。テゾーロはもうずっと昔に答えを知っていたのにさ、歪んじまったんだなぁ。泣けるぜ。

好きなシーン

  • カリーナがかわいい
  • テゾーロの過去回想
  • ラストシーン

感じたこと

ラストのカリーナで泣いたのは、GLIM SPANKYの主題歌のせいだと思う。

ナミもそうだけど、カリーナはしたたかで強い女性像って感じで、なんかぼくがGLIM SPANKYに持っている印象とかぶっちゃって妙にグッときたんだよね。

あとはすでに触れてるけど、ルールに乗るなってこと。勝ちたいなら自分のやり方、信念で。思いつきでなくしっかり考えて答えをだそうな!

あと、特典すばらしいです。素敵。

入場者特典

こんな時に観たい

生き方に迷った時、誰かに勝ちたい時、尻をながめたい時。

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