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ビデオ撮ったりブログ書いたりしながら、できるだけ、心だけでも、子どものままでいたいなと思う日々を送ってる。

このブログは、そんなハンサムクロジ(変な名前でごめん)が色々なものを見て、聞いて、触って「こうなのかも」「ああなのかも」と思ったことを綴るものだよ。

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ビジュアルの進化とメッセージ性の強いストーリーが魅力の傑作「ペルソナ5」

2016.11.12

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発売から数ヶ月経って今さらな感じだけど、ペルソナ5の感想をさらっと書いとこうと思う。

クリアしてからというもの、コラボカフェやなんやとゲーム外でのイベントに興じていたのもあって、ぜんぜん感想をまとめれてなかったんだよね。

ブログに書くエネルギーもだんだん無くなってきてたんだけど、それでもこのゲームはたくさんの人に遊んでほしいし、良さを共有したかったっていうのもあって、今こうやって筆を執っているわけ。

それだけの魅力がつまったゲームだった。やっぱゲームっていいよなって思ったよ。

現代を舞台とした王道RPG

ペルソナ5は、2016年9月15日にアトラスから発売されたロールプレイングゲームだ。

1996年9月20日に発売された「女神異聞録ペルソナ」以来20年続くシリーズの最新作。といっても歴代作品に深いつながり(1と2はけっこうつながってたかも)はなく、それぞれが独立した物語となっている。

どのシリーズ作品であっても舞台は常に現代の日本。ある事件をきっかけにペルソナ能力に芽生えた主人公たちが、悪魔やシャドウといった異形の存在と戦いながら運命に立ち向かっていくといったストーリーが定番。

現代が舞台なので、ロールプレイングゲームでは当たり前の”道具屋"とか"武器屋"というものが存在しないのも特徴。回復アイテムはドラッグストアで購入するなど、現代風にアレンジされている。

最新作であるペルソナ5も現代が舞台。シリーズ初の実在都市である東京でストーリーが展開する。

都内・蒼山一丁目の高校"秀尽学園"に通うことになった主人公が、ある事件をきっかけにペルソナ能力に芽生え、悪人の心を盗む"怪盗"となって高校生と怪盗の二重生活を送ことになる。同級生や街で出会った人々と交流しながら青春を謳歌しつつ、夜は怪盗となり悪人をこらしめようとするのだが……というのがだいたいのあらすじ。

今作でもペルソナ3から導入された"カレンダーシステム"を採用しており、毎日の過ごし方を考える楽しさはそのまま。3、4から続く「ペルソナらしさ」を成熟させた、まさに集大成と言える作品となっている。

進化したビジュアルと音楽

ペルソナシリーズ(特に3から)いえば、やはりその特徴的なビジュアルにまず目を奪われる。今作ではさらにスタイリッシュに進化していて、インターフェイスやロード時&戦闘終了時のアニメーションなどなど、随所にその個性が散りばめられている。

特にインターフェイスに関しては、今までのゲームにはないくらい個性的なのにもかかわらず、見づらさや使いづらさを感じない。メニュー画面が世界観を壊さないってすごく特別だし素敵だと思うんだけど、それだけに制作陣の苦労がうかがえる。ほんとうに大変だったろうなあ……。

キャラクターの頭身も上がっていて、フィールドやモンスターのグラフィックも向上している。イベントシーンでは彼らが感情豊かに動くのが楽しい。

特に猫のモーションにはこだわりを感じる。もう、それは、まさに猫!あの愛らしい所作がそのまま再現されていて、むしろ実際の猫よりかわいらしいのだ。

そして、全体に統一されたビジュアルをさらに昇華させているのが音楽だ。全体的にルーズなのにかっちり決まっていて、"怪盗"のイメージにしっくりくる。ヴォーカルも素晴らしい。オープニングムービーを見れば、その世界観が正確に伝わるはず。

映像で使用されている楽曲は「Wake up, get up, get out there」。これが本当に最高すぎる。はやくサントラ売ってくれ!!

その舞台とキャラクター

先に解説したとおりペルソナ5の舞台は東京だ。今までは架空の都市、町が舞台だっただのだが、やはり実在の都市が舞台となると感情移入の仕方が変わる。

ゲーム「ペルソナ5」の舞台、渋谷センター街を聖地巡礼

ゲーム「ペルソナ5」の舞台、三軒茶屋と渋谷駅を聖地巡礼

現代の東京を切り抜いたようなリアリティのあるフィールドを歩き、そこで起こる事件に巻き込まれてしまうという物語の流れは、そこに生きる我々にとってとても身近で、フィクションをまるで自分事のように感じられるのだ。

キャラクターの口調も今風で、知り合いに一人は居そうな喋り方になっているのも身近に感じるポイントかもしれない。特に高巻杏が「ガチだかんね!」と喋った時は、ペルソナ2でリサがよく言っていた「〜ってカンジ」を初めて聞いた時の感覚を思い出した。言葉遣いが身近だとグッと親近感が湧いてくるんだよね。

喋り方といえば、個人的にお気に入りなのはペルソナ2天野舞耶の口癖だった「サンクス(ありがとう的な意味)」だ。よく真似して使ってたんだけどコンビニがどうした的な目で見られてけっこう寒々しい気持ちになったのを覚えてる。そんなサンクスももうすぐ無くなってしまうのかと思うと感慨深いなあ……。

閑話休題、キャラクターの口癖や口調はもちろん、影を持ったリアリティのあるバックボーンなんかも魅力的だった。

つらい境遇に耐え、悩みながらアイデンティティを確立していくっていう、十代のモラトリアムを満喫している様子をうらやみつつ、それを疑似体験できることを楽しめる。

メインキャラクター以外に主人公が交流を深めるキャラクターも多く、その誰もが魅力的。彼らを知るごとに、その境遇や意思に深く共感できた。ちなみにぼくは武見紗さん一択。ペルソナ2時代から年上キャラに弱いのです……。

悪魔、シャドウの魅力

ペルソナ3&4でぼくが不満に思っていたのは、敵モンスターのビジュアルだった。

ペルソナ2までの悪魔(神話や伝承にちなんだ存在)ではなく、シャドウと呼ばれる仮面を付けた異形になってしまったのだ。

敵モンスターであろうと、姿に深い意味を持たないキャラクターには個性や魅力を感じられない。ドラクエのスライムにだって、その姿や名前にストーリーがある。ストーリーが個性になり、魅力となるのだ。

それが今作では改善(原点回帰かな)され、敵モンスターが悪魔の姿になった。ぼくはこれが本当にうれしかった。

悪魔たちにはストーリーがある。バックボーンやアイデンティティに魅力を感じられる。メインキャラクターやサブキャラクターとの交流と同じくらい、彼らと対峙する戦闘が楽しくなったのだ。

彼らをペルソナとして使役するための会話交渉もペルソナ2以来の復活を遂げている。それゆえに複雑化しているはずのシステムがスマートにまとまっていることも評価できると思う。何より単純に交渉が復活してうれしい。楽しみの幅がグッと広がる。

今作では、ペルソナ、悪魔、シャドウといった、様々な呼び名がある異形の者たちの魅力もしっかり表現されているなと感じた。

リアルにつながるストーリー

ネタバレにつながるようなことは書かないつもりだけど、万が一ということもある。少しでもそういった要素を排除したいのなら、この先は読まないことをおすすめする。


ペルソナ5の物語でぼくが感じたのは、大衆のおそろしさと愚鈍さだった。

考えることをやめ、見たいものだけを見て、勝手な想像を膨らませ、都合良く作り上げた悪を叩く。

認知の外にあるものは無かったことにしてしまう怖さ、認知の外であれば何をしても良いと思ってしまう怖さ……。

誰でも声をあげられる現代社会において、そこに責任を持てない者はみな等しく罪人であり、その社会にとらわれた囚人なのだと気付かされる。

それと同時に、彼らをコントロールしようとする人間の傲慢さや、大衆に迎合して人気をあおるような姿勢にも反発したくなる。

誰か(個人であっても、集団であっても)に身を委ねるのは簡単だけど、それが正しいわけではない。

正しさとは何なのか、思想とは、意思とは……。とにかく色々なことを考えさせられた。

それはゲームの中だけでは終わらない。主人公たちが乗り越えたものの先には、きっとぼくらが今生きているリアルな世界があるはずなのだ。

ゲームとはいえ、そこで得た経験や考え方は、きっと現実につながるはず。っていうか、つなげないといけないなと思う。だって、ペルソナ5で語られたことって、すごく大事なことだと思うから。

王道なストーリーだけど、細部に心動かされるポイントがたくさんあった。ぜひたくさんの人に最後まで遊んでほしいと、そう思う。

これからのペルソナ

ペルソナ5の世界は、ペルソナ3&4がそうだったように、きっとまだまだ広がっていくことと思う。

ぼくはペルソナ2が大好きで、その世界観に魅了されてシリーズのファンになった人間なので、ゲームファンの評判ほど3&4は評価できなかった。

でも5はちがう。5は良かった。カレンダーシステムも気にならなかった!3で初めて触れてすごく苦手だったけど、なんかもう慣れたよ!!

今作で一旦成熟した感があるからこそ次回作が本当に気になる。期待も大きいけど、不安も大きい。まだまだ先のことだろうけど今からワクワクしつつ待とうと思う。

それまではペルソナ5関連のコンテンツを消費しつつ、アトラスが元気を保てるようにお金を落とし続けるよ。

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これを読んだ人もぜひ一緒に楽しもう。では、また👋🏻