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Twitterアカウントハンサムクロジ

ビデオ撮ったりブログ書いたりしながら、できるだけ、心だけでも、子どものままでいたいなと思う日々を送ってる。

このブログは、そんなハンサムクロジ(変な名前でごめん)が色々なものを見て、聞いて、触って「こうなのかも」「ああなのかも」と思ったことを綴るものだよ。

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悪そうな奴は大体友達「スーサイド・スクワッド」

RATING 星1星マーク星1星マーク星1星マーク星1星マーク星0空の星マーク 4.0

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俺はゴッサム生まれピストル育ち、悪そうな奴は大体友達、悪そうな奴と大体同じ、裏の道歩き見てきたこの街。

金のための殺し。そう思春期も早々に、これにぞっこんに。鉛球打っ放してきた脳天に。マジ娘に迷惑かけた本当に。

だが時は経ち今じゃスクワッドのメンバー。仲間のため弾、撃つぜDON DADA。銃掴んだらマジでNO.1、ゴッサム代表トップランカーだ。

そうアマンダ・ウォーラーに任務授かり、クインにホワイトグリップの銃を預かり。キラークロックが投げたボム狙い銃口突きつけ終わらせる荒れたオフロード。

……こんな感じでDCコミックのヴィランが大活躍する映画「スーサイド・スクワッド」を観てきた。

悪党が家族や仲間、恋人のために戦うマイルドヤンキー映画。音楽と映像、キャラクターが魅力的な作品だったよ。

どんな話なのか

世界崩壊の危機に、政府は服役中の悪党、スーパーヴィランたちによる特殊部隊"スーサイド・スクワッド"を結成。命令に背いたり任務に失敗すると、自爆装置が作動するという状況の中、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む。

面白かったところ

特に前半、キャラクター紹介と戦いに向けて集結する場面は最高にたぎった。

個性豊かなヴィランたちが一堂に会しつつバックグラウンドが語られる演出がすごく上手。音楽もあいまってかなり盛り上がる。

特にぼくが気に入っているのは、スーサイド・スクワッドのメンバーが連れてこられてきた時に流れていたThe White StripesのSeven Nation Army。

そして、衣装を選んでいる時に流れたEminemのWithout Meだ。MVでエミネムがロビンのコスプレしてるってのがまた皮肉っぽくていいよね。

この2つは、一番音楽に没頭していた高校時代に、最高にかっこいいと思って聴いていた曲たちだ。当時中高生が青春パンク真っ盛りだったなか、洋楽かぶれのままバンドを組んでわけの分かんない曲でライブしたのを思い出す。もちろん死ぬほどすべったんだけど、そんなことより対バンした女子バンドの態度が演奏前と後で180度変わったことの方がショックだった。


閑話休題、映画の話。前半は非常に良かったんだけど、後半は少しだれたような印象だった。キャラクターはとても魅力的で、それぞれのエピソードにも興味を惹かれたものの、最終目的の自業自得感が好みでなかったのと、戦闘シーンの暗さがボディブローのように効いてきてちょっと疲れちゃったんだよね。

ほんで、観てる間はめっちゃ楽しいのに後にはあまりなにも残らない。あるのは楽しかったという気持ちだけ。

なので、とりあえずキャラクターについて少し魅力を語りたいと思う。ネタバレもちょっとあるので注意。

アマンダ・ウォーラー

一番怖い人。スーサイド・スクワッド結成を計画した人物で、特別な力があるわけではないのだけど、メタヒューマン(能力者)にも物怖じしないメンタルを持ってる。

後述する見た目最恐なワニ男、キラークロックにも動じず、彼に気に入られる。ハーレイ・クインと初めて対面した際、彼女に「悪魔?」と聞かれるほどの存在感も特徴。

実際かなりイカれてて、無感情に部下を殺すなど、はっきり言ってスーサイド・スクワッドのどのメンバーよりもぶっ飛んでる。しかも今回の"世界崩壊の危機"を間接的に招いた人物だったりするっていうね。手がつけらんねーよ。

リック・フラッグ

スーサイド・スクワッドのリーダー的存在の軍人で兵士。スウェーデン出身のイケメン俳優ヨエル・キナマン(ジョエル・キナマン)が演じている。

デヴィッド・エアー監督の司令で3日間森に篭もる軍事訓練を受けるなどの役作りを行ったとのこと。しんどい。

キナマン氏はリーアム・ニーソン主演のランオールナイト、リメイク版ロボコップなどにも出演しているけど、個人的にはアメリカ版THE KILLINGのイメージが強い。良い奴なのか悪い奴なのか分からない微妙なキャラクターを演じていてすごい存在感だったし、クールだった。

デッドショット

別名、フロイド・ロートン。原作やドラマARROWでは白人で、自殺願望と仕事に対するプロ意識を同時に持つため、大胆かつ予測不能に任務を遂行するスナイパーキャラだったんだ。映画ではウィル・スミスが娘思いの最強スナイパーとして演じている。

本作におけるデッドショットの存在感はかなり大きい。ほとんど主人公と言っていいレベルで掘り下げられていて、娘とのエピソードには2回くらい泣かされた。

もちろん、泣かすだけでなくかっこいいシーンもあって、特に大挙する敵を車の上から撃ちまくるシーンにはかなりしびれた。あれは相当クールだったね。

あと3つくらい良いシーンが思い浮かぶけど、それが気になる人はぜひ劇場へ。

ハーレイ・クイン

元々はアーカム・アサイラム(ゴッサムのヤバイ刑務所)で働く精神科医。そこに収容されていたジョーカーに関わるうちに彼に恋をしてしまい、さらに精神に異常をきたしてしまったためジョーカーと行動を共にするようになったヤバイ女。アニメ版オリジナルキャラクターだったんだけど、そこから逆輸入される形でコミックにも登場するようになったんだとか。

原作ではジョーカーに利用されているようなイメージが強かった彼女が、なんと映画版では相思相愛。まさにボニーとクライドって感じだった。あと、素直に悲しんだり仲間思いだったりと、けっこうまとも。クレイジー&セクシーでキュート。無理して作った笑顔に萌える。

演じていたマーゴット・ロビーは、なんといってもウルフ・オブ・ウォールストリートのイメージが強い。あの時は彼女がハーレイ・クインになるなんて思いもしなかった。

今作ではほとんどスタントを使わずにアクションをこなしているけど、トレーニングを始める前は前転すらままならなかったらしい。そこから半年であの宙返り。檻の中ではエアリアルヨガ。人間、やればなんでもできるんだなって勇気づけられたよ……!

キャプテン・ブーメラン

ブーメランの名人でゲス野郎。だらしなくて嘘つき。でも空気は読める。しかもけっこう強い。

演じているのはターミネーター:新起動のジェイ・コートニー。イメージが全然違うから、最初誰だかまったく分からなかった。

ぼくはスーサイド・スクワッドのメンバーの中で二番目に好き。なんかかわいいんだよなー。

ただ、彼についての謎がひとつ。彼がカメラ付きのブーメランで敵の様子を偵察するシーンがあるんだけど、ブーメランはグルングルン回っているのに、そのブーメランから映像はまったくブレてなかったんだよ。あれ、どういう仕組なんだろう。

カタナ

格闘技術と剣道、そして斬りつけたものの魂を吸い取る妖刀・ソウルテイカーの使い手。日本出身なので日本語を話す。悪に慈悲が被られる事は無い。

衣装は暴走族にインスパイアされたもので、さらにサラシや家紋、千人針、桜など、日本的な要素がふんだんに盛り込まれているのが特徴。

ぼくは、日本人キャラがちゃんとキレイな日本語を喋っているというだけで感動してしまった。戦闘でも大活躍で、キャプテン・ブーメランを助けたとことかドキッとしたよ。泣きながら刀に話しかけていたシーンはちょっと唐突でびっくりしちゃったけど。

演じているのは映画初出演の福原かれんさん。ロサンゼルス出身の日系アメリカ人。両親は未だに英語が苦手なんだってさ。

スリップノット

縄を使うのが得意。キャプテン・ブーメランにそそのかされて大変な目に遭う。かわいそう。

キラークロック

ワニ男。人に噛みつく。

自らの特徴的な容姿を"美しい"と自賛していた。多くの人にその姿を恐れられていたせいか、彼を恐れない人間に心を開く傾向がある。

ただ、ぼくのなかのキラークロックってハルクくらいでかくてムキムキっていうイメージなんだよね。だからなんか小さく見えちゃった。CGでがっつりでかくしても良かったんじゃと思うけど、そういう感じでもなかったんかな。

あと、彼が水中でのミッションへの参加を申し出た際に「必要ない」と突っぱねた特殊部隊の隊員たちの方がすげーなと思ったよ。最強の敵を倒すために爆弾を自ら起爆しなきゃいけないっていう死ぬ前提の役目なのに、収監されていた悪党に頼らず自らスーサイドしに行くっていうね。

ちなみに、演じているのはアドウェール・アキノエ=アグバエ。

エンチャントレス

考古学者であるジューン・ムーン博士にとり憑いた魔女。博士が「エンチャントレス」とつぶやくと、人格が入れ替わり姿を現す。

魔法でなんでもできるので扱いに注意が必要なんだけど……。

演じているのはモデルで女優のカーラ・デルヴィーニュ。クネクネした動きが面白かった。あの動き、絶対笑っちゃうと思う。

ディアブロ

炎を操るメタヒューマン。だけど、カッとなって大変な事件を起こしてしまってから、その力を封印し戦いを避けるように。自ら望んで収監されており、スーサイドスクワッドへの参加も消極的。

見た目がパンダみたいでかわいいので、個人的に一番好きなキャラクター。しかもめっちゃ強いし、仲間&家族想いで、自己犠牲精神にあふれてる。

人を傷つけるのを嫌うけと、やる時はやる。しかもめちゃくちゃに強い。メンタル的にも成熟していて、スーサイドスクワッドのメンバーを幾度と無く救う。

もうね、彼は最高ですよ。かっこよくて強い。しかもやさしいし、いろいろ悟ってる。素敵。

ジョーカー

はーはっはっはっはっはー!言わずと知れたジョーカーさん。

ジャレット・レト氏が演じている。ほんとうに大変だったと思う。前任者がすごすぎるから想像もつかないくらいのプレッシャーがあっただろうに、そんな中しっかりと新しいジョーカーを演じていた。

ただ、あくまでこれは好みの問題だと思うけど、ぼくとしてはイマイチだった。ゴージャスでイケイケなのは良かったものの、ちょっと小物っぽかったかなと。クレイジーというより風変わりなキャラクターって印象。

目的のために手段を選ばない得体の知れなさが無くて、ハーレイ・クイン大好きオジさんって感じだったんだよね。今までのジョーカーにあった"嫌な感じ(良い意味での)"が無く、爽やかでかわいかったよ。

好きなシーン

  • デッドショットが車の上で乱射
  • ブラックサイトに集結
  • リック・フラッグをメンバーが囲むシーン
  • 普通のハーレイ
  • バットマンとフラッシュの登場

感じたこと

スーサイドスクワッドのメンバーは仲間、家族、恋人を大事にする、とっても気のいいやつら。人殺しだけど。

でも現実でもそんなもん。他人に迷惑をかけたとしても、仲間に愛される人の方が良い人生を送れる。

自分がされて嫌なことは人にしない、とか考えてるのが馬鹿らしくなることが多いなか、この映画がとどめを刺してくれた気がする。

だけどなー、ぼくは無理だなー。できるだけ正しくいたいなあ。

こんな時に観たい

なにも考えずに楽しい映画を観たい時!

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