映画

頭のなかを揺さぶる「ヴィジット」

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ナイト・シャマランが帰ってきた!お前はすでに騙されている!!そんな風に煽られていたのにも関わらず、公開劇場が少ないために映画館で観賞できなかったビックリドッキリムービー「ヴィジット」をやっと観た。TSUTAYAレンタルありがとう、もうちょっと安くしてくれるとうれしいな。この映画、すごくよくてきているなと思ったし、ぼくはとても楽しめた。面白かった。監督の欄に「ナイト・シャマラン」とあるだけで、ぼくらはどうしてもラストのどんでん返しに期待し、その結末を予想してしまう。「ヴィジット」には、その予想を揺さぶるような演出がたくさんあった。途中で「だいたいこうだろう」と結論付けることができず、結局ラストまでドキドキさせられるっていう……。隙のなさにまんまとやられた感じだったよ!

どんな話なのか

シングルマザーに育てられた映画が好きなお姉ちゃんベッカと弟のタイラーは、長らく交流のなかった母親の実家へ一週間のお泊りへ出かける。

初めて会うにも関わらず二人を温かく受け入れてくれた祖父母。楽しい時間を過ごす中、姉弟は祖父母の様子がなにやらおかしいことに気づきはじめる……。

面白かったところ

ちょっとここからネタバレっぽいのが入ります。この映画は一切なにも情報が無い方が楽しいので、しっかり楽しみたい方はこの辺でTSUTAYAへ走ってください!

もし多少のことなら知っても問題ないというのであれば、ぜひ続きもどうぞ。

さて、面白かったところなんだけど、面白いっていうか、やっぱり祖父母の気持ち悪さがすごくよかった。

とにかく暗いところにいる婆さんはマジでやばい。祖母役の方が、すごい体当たりの演技っていうんだろうか、がんばってらして、素晴らしいなと思ったよ。すごいんだから。

ほいで物語について。ナイト・シャマランということで、驚愕のラストへ向けていろいろと伏線があるんだけど、観客をミスリードする演出がたくさんあって、これには本当にものすごく感心した。

出てくる登場人物はみんな精神的なトラウマがあって、ちょっと病んじゃってるのね。お姉ちゃんは自分の姿を鏡で見れなかったり、弟くんはものすごい潔癖症だったり。祖父母はちょっとボケ気味だし……。彼氏と旅行中のお母さんも前の旦那に逃げられたり、祖父母と不仲だったりで辛い状況なんだ。

その"精神的な異常"みたいなものがバックボーンとしてあるから、すごく想像が膨らんじゃうわけ。「あのシーンの鏡ってなにか意味があるんじゃ」とか「弟くんは潔癖だからもしかして……」とかね。

そうやって観客の脳内をぐるぐるかき回して結末まで持ってく感じ。コーヒーカップのジェットコースターに乗ったらレールが途中で切れてました、みたいな展開を純粋に楽しめた。

ホラーってだいたい結末決まってるとこあるし、その結末をどうやって隠すかっていう部分に対してすごく繊細だったなと。隠し方がうまいなと思った。

とはいえ、その結末の後には救いもある。姉弟は過去の自分に向き合って悲しみを乗り越えられるんだ。あそこから最後に感動まで持ってく力技はハンパじゃない

好きなシーン

  • オーブン
  • 縁の下でおばあちゃんダッシュ
  • からの尻が見えてるおばあちゃん
  • T・ダイヤモンドのフリースタイル
  • 夜のおばあちゃん

感じたこと

身分証の確認、だいじ。来客があった場合は、ちゃんと引き止めておじいちゃんやおばあちゃんが帰ってくるまで待ってもらおう。

ちなみにヴィジット(vidit)っていうのは「訪問」っていう意味。祖父母宅への訪問には気をつけよう。

こんな時に観たい

ドキドキしたい時。老人が怖い映画を観たい時。ホラーで感動した時。ナイト・シャマランが好きならいつでもオッケー!