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ビデオ撮ったりブログ書いたりしながら、できるだけ、心だけでも、子どものままでいたいなと思う日々を送ってる。

このブログは、そんなハンサムクロジ(変な名前でごめん)が色々なものを見て、聞いて、触って「こうなのかも」「ああなのかも」と思ったことを綴るものだよ。

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映画『地獄でなぜ悪い』の感想! 観ないなんてもったいない!! 最高のエンターテイメント作品でした

2013.10.24

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園子温監督最新作の映画『地獄でなぜ悪い』を観てきました。

素晴らしい映画でした。最初から最後まで全てのシーンがカッコよくて、全ての台詞が心に刺さる映画なんて他に無いと思います。しかも腹をかかえて笑えるっていう最強っぷりに、物語や役者の演技を飛び越えて、映画としてニヤニヤしてしまう作品でした。

あらすじは以下のとおり。公式サイトから拝借しました。

ヤクザの組長・武藤(國村隼)は獄中にいる妻・しずえ(友近)の夢を叶えるために、本業そっちのけで娘・ミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画の製作を画策している。面会の度にしずえに対して、撮影は順調に進んでいると場を取り繕う武藤。しかし、肝心のミツコは男と逃亡中、そして、しずえの出所まではあと9日しかない。金に糸目をつけず、片っ端から撮影機材のレンタルをしながら、なんとか娘の身柄を確保した武藤は、ミツコから(実はすべて嘘なのだが)映画監督と紹介された駆け落ち男・公次(星野源)を監督に抜擢し、本格的に撮影準備を始める。映画監督として騙しながら映画を撮影しないと殺される公次は、右も左もわからぬまま、オールヤクザのスタッフの質問攻めに対応していくが、限界に達しその場を逃げ出してしまう。簡単に追っ手の組員に捕まってしまう公次であったが、そこに奇跡のような助っ人が現れる。それは「いつか一世一代の映画を撮りたい」と、少年期から映画監督を夢見る平田(長谷川博己)であった。映画の神様は自分を見捨てていなかったと、満を持して撮影内容の段取りを始める平田は、武藤と敵対するヤクザ組織の組長であり、過去の衝撃的な出会いからミツコに異様な愛情を抱く池上(堤真一)に協力を要請する。かくして、ホンモノのヤクザ抗争を舞台にした、スタッフ・キャストすべて命懸けの映画が、電光石火のごとくクランクインしようとしていた……。

via:公式サイト

劇場で鑑賞してからしばらく経ってしまったのでもはや覚えていないことの方が多い(面白かったということは覚えてる)のですが、思い出しながらどんな映画だったのか書いていこうと思います。

セクシー系二階堂ふみ

二階堂ふみと言えば「ヒミズ」。それをきっかけに「悪の教典」とか「脳男」とか、わりとシリアスな印象が強く残っていました。「悪の教典」に関してはそこそこというか、狙いすぎている感じだったのでいまいちでしたけど……。

そんな二階堂ふみに対して園子温監督は以下のように話しています。

他の人には絶対に発掘できない、でも僕は知っている、彼女のエロさとか、アクションをやったらカッコいいだろうなっていう部分を引き出したいと考えていました。『ヒミズ』で深刻なイメージを定着させてしまったので、責任をもってそこは壊してあげたい。役者の幅をもっと広げてあげたいなって。

via:ORICON STYLE

そうそう、エロいんですよ。エロくてカッコイイ。けどかわいい。印象に残っているシーンはたくさんあるんですけど、特に気に入っているのが約束を破った元カレに頬を貫くような別れのキスをするシーンと、星野源演じる公次とアスファルトに座って、彼に「ドラマみたいなキスしかしたことないんだ」(台詞ちがうかも)と告白するシーン。前者はカッコよくて、後者はとびきりかわいらしかったのです。

ぜひ二階堂ふみを見るために劇場へ。

長谷川博己は頭が良く見える

彼が自分に語りかける姿が好きな僕にとって、長谷川博己が演じた平田は最高に見応えがありました。早口で分析を繰り返したり、誰かを説得したり、状況を説明したり、あの喋り方とスピードがものすごく頭の良いい人間に見せるのです。

ドラマ「鈴木先生」で聞けた鈴木先生の心の声が大好きだった僕にはたまらなかった! 特に成海璃子を口説こうとキスについて延々と語るシーンは最高でした。あるあるネタですけど。

映画に取り憑かれて悪魔的に最高の一本を追い求める平田は、若き日の自分自身だとインタビューで園子温監督が語っていました。狂っているけどカッコイイ。ラストまでその情熱だけで生き抜く彼は、滑稽でクールでしたよ。

全然関係ない話しなんですが、今回の平田もそうなんですけど、ネタの時のウーマンラッシュアワーの村本さんとか、リーガル・ハイの古美門研介とか、早口の人って頭良く見えるからか、なんだか真似したくなるんですよねぇ。

ラストでみんな死んだのか

突然ラストの話しをしますが、誰も死んでないみたいです。あんだけ斬られまくって首とか腕とか足とか吹っ飛んでいるものの、結局みんな仲良く生き残っているとのことでした。

園子温監督は以下のように言っていますし……。

アクションは、ジョン・ウーやジョニー・トーの香港映画の信念で撮り切りました。何度撃たれても蹴られても、生きている! あのふたりの香港映画が存在する限り、平田も絶対に死なないぞ!! って(笑)。

via:ORICON STYLE

二階堂ふみもインタビューで以下のように話しています。

みんななんやかんや言って生きているし(笑)。おもしろい作品ができてよかったなって思います。

via:ORICON STYLE

最後にできあがった映画を試写するシーンがあるのですが、平田が雨の中で全力疾走するシーンのおかげで「妄想? 夢?」と迷ってしまうのです。でもあれ現実なんですねw ギャグ漫画の世界ですな。大怪我しても次のコマでは元に戻っている的な。しかもそれをすんなりと納得できてしまう"流れ"のバランス感覚がすごいなと思いました。

まだまだ語り尽くせないけど、まとまらないんでこのへんで。とにかく映画が好きな全ての人に観てほしい作品です。今年これ観なかったらもったいない! まだやってるんでしょうか。やってるなら劇場で観てほしい!! みんな映画館いこうぜ!

あと星野源が書いた主題歌も最高なのでご視聴くださいませ。