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映画『ウルヴァリン: SAMURAI』の感想! ウルヴァリンのトンデモ日本珍道中

投稿時間2013.10.01シェア数0

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随分前になりますが、公開直後に映画『ウルヴァリン: SAMURAI』を観てきたのでその感想を書いておきたいと思います。

と言っても、なかなか評価が難しいといいますか、日本の文化を中心に置いた作品だけに、そこにほころびがあるとどうしても目立ってしまって、そこにばかり目が行ってしまうというちょっと残念な仕上がりとなっていました。

日本人が日本人の目線で観たらダメな映画です! 日本で公開しない方がいい映画だったのではないかとすら思いました。海外でのみ公開して、どうしても観たいというマーベルファンが海外からDVDなり取り寄せて視聴した後に「これは日本で公開すべきだったwww」みたいな感想を残し、そのまま有耶無耶になって消えていっても良かったのではないでしょうか。

視聴中は自分が日本人であることを大いに呪いました! MAJIDE!

他の映画よりも日本らしければいいのか問題

この映画『ウルヴァリン: SAMURAI』は、日本が舞台のスピンオフ作品です。秋葉原や上野を走り回り、新幹線の上で強靭なヤクザと戦ったのち大阪のラブホテルに宿泊。そこから長崎までバスで移動して1泊し、自動車で1日かからず東京までとんぼ返り。そこからバイクに乗って雪の降りしきる東北(北海道?)へ黒幕を倒しに向かうという、ウルヴァリンのトンデモ日本珍道中となっています。

ストーリーは、自己中心的な日本人の爺さんに呼ばれたウルヴァリンが、そいつに不死身パワーを奪われかけるものの、なんとかやっつけるという流れ。とにかく日本人の爺さんが悪い悪い! 助けてやった恩もわすれて非道の限りを尽くすわけですが、それは後半になって明らかになります。それまでは死んだことになってますんで。

で、道中で描かれる日本。これが色々ととんでもない! 表現としてはいいんですよ。もう別に作ってるの日本人じゃないわけですし、日本人に見せるために作っているわけでもないでしょうから。葬式会場の前に居る警備がマシンガンを持っていようが、葬式会場出てすぐ秋葉原のど真ん中に居ようが、獣医学生が自宅で多様な動物を飼っていようが構いやしないのです。

ただそれらの見せ方が悪かった! なんか箸をご飯に突き刺すなとか、原爆がどうのとか、いちいち説明するもんだからおかしく見えるんですよ! いやいや、もういいからと。そんな説明しないで日本風日本のまま最後まで突っ走ってくれやと思うわけです。

あと、よく「他の映画で描かれる日本よりも日本らしかった。オーケー」みたいなことを言われているのですが、他より良ければ良いのかいとも思います。何と比べてオーケーしとるんだと。そういう指標だったらオーケーではないです。

「むちゃくちゃだけど、まぁ、しょうがないね。そこは諦めましょう。笑っとけ笑っとけ。オーケー」これならいいかな。

TAOと福島リラっていうのが良い

劇中で印象的だったのは、アメリカで人気の高いNINJAの末裔(カタコトの日本語をあやつる)や、新幹線の上でドス一本を武器にウルヴァリンと対等に渡り合うヤクザなどのパワフルな敵キャラ。それにTAO、福島リラといったヒロイン的な役割の日本人モデルたちです。

彼女らを起用するってすごいっすよね。なんか事務所のしばりで安牌な配役になっている日本の映画よりよっぽど素敵だなと思いました。演技力とか僕にはよくわからないですけど、それぞれに個性があって、特に福島リラなんてアメコミに出てきそうな味のある表情をするわけですよ! 映画が終わりに向かうに連れてどんどん可愛く見えてきます。最終的に大好きになりました。

ただ、彼女が演じる雪緒の死を予言する能力、こちらの信ぴょう性はかなり低いです。なんだか場を混乱させるだけでしたね。あれはなんやったんや。

見るなら映画館で

いろいろ書きましたが、やはりアクションは素晴らしい。アクションを楽しめなくては意味のない作品だと思います。なので観るなら映画館の大きなスクリーンで観ていただきたい! 自宅でDVDなんてやってたらすぐにツッコミ合戦になってしまいますよ。

3Dメガネをかけてぜひ映画館で!! あ、あとぜひ字幕版で!! どっちかしかない場合は字幕優先でオナシャス!!